タテ・ヨコのデザインで『裂き織り』に挑戦。
前回はタテヨコのデザインで格子編みをしました。
編む、という作業を初めてやった生徒さんたちも多いかな?でも、できあがった時はうれしかったね。
今回は、それを発展させて『裂き織り』に挑戦しました。
日本の裂き織りは、もともと東北のさむい地方で生まれた生活の知恵でした。
古くなった布を裂いて紐状にし、織り物の材料として使い、新たな用途に生かすという、昔ながらの環境にやさしいアイデア。
その材料になる布も、みんなに持ってきてもらいました。
さて、裂き織りという名前から、布は手で裂くこともできるのですが…布によっては裂きにくいものもあって、ハサミも使ってみました。
そして出来た紐をシャトルに巻きます。
前回、たこ糸を巻いた、二角形手作りダンボール織り機の最初に紐を結びつけて、ここからは格子編みの要領で、交互にシャトルを通します。
その時、ダンボールの板を間に入れるとやりやすい。
時々、プラスチックのフォークで、目を詰めていきます。
一通り説明すると、みんな、「大変!」「終わらない〜」と言いながらも、コツをつかんで、黙々と集中して出来上がって行くからビックリ!
子供たちのこのやる気スイッチの入り方にはいつも驚きです。
出来上がった作品は、柄を生かしたものや、シンプルな大人っぽい色のもの、ポイントで色を入れたものなど…個性豊かな素敵な裂織が見事に完成。
ほんとは、出来上がるか不安だった先生たちでしたが汗、心配無用でした。
大変〜て言ってたのに、2作目に挑戦する子も。
使う用途もそれぞれ。鍋敷きやグラタン皿を置いてもいいし、お気に入りのモノを置いたり、そのまま飾ってもいいね。
様々な思い出が残る布も、また今日の経験と一緒に生まれ変わりました。
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