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なにができる?!

今日は、なにができる?!シリーズ。



さぁ、

「この木から何ができるでしょうか?」




「?????」

「正解は、みんながいつも使っている紙。

それも、『和紙』が、この楮(こうぞ)っていう木からできるよ。」

では、

「この楮が、この太さくらいに大きく育つには何年くらいかな?」

「100年!」「一万年!」「18年」

「正解は、もっと短くて約1年でこの大きさにまでになるよ。」

「えー!?」「はやっ」

では、

「この木の紙になる部分は、この幹?それとも、この皮?」

「正解は、皮」

「そーなの!?幹じゃないの?」「ペラペラだから皮だと思ったよー」


今日は、木の皮からの「和紙づくり」に挑戦です。


高知県いの町吾北(ごほく)地域で育てている楮の皮で本格的な和紙の原料を運んできました。

紙づくりに必要な途中までの作業は、大ベテランのおばあさんたちが丁寧に仕上げてくれました。


さぁ、ここからはみんなが和紙に仕上げるよ。

煮てやわらかくして水に浸している皮。

小さな黒い皮が残っていたら、取りのぞこう。(チリトリ)




そのあとは、木の棒で叩いて繊維をほぐしていくよ。

ひたすらトントントンタンタンタントントン・・・・




「ほら、よーく繊維を見てみて。ながい繊維が絡み合うから和紙は丈夫なんだよ。」

手にネットをはめて、手のひらで繊維を泳がせて、水気を切って、それを窓ガラスにペッタン!

ぼこぼこでも、いろんな形ができました。

薄く均一な和紙を作るのは、紙漉き職人の特別な技術なんだね。




このあとは、玉ねぎの皮で染めた金色の楮の皮と白い皮で、

ビアグラス和紙を作りました。

これは、6月のあるイベントのために、、。また秘密の作品です。

今日は、紙好き先生のマニアックなカリキュラムでした!

でも、みんなが少しでも紙のことを知ってくれて嬉しいです。




振替授業で、玉ねぎ皮染手ぬぐいで母の日プレゼントも作りました。

お母さんと集めた玉ねぎの皮は、素敵な色をうみ出してくれました。

てぬぐいの包みには、またまたオリジナルデザインも考えてくれました。

カードの一言もじっくりお母さんたちのことを考えながら書き添えて包みました。

少し遅めの、みんなの母の日ありがとう。でした。




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