線画。
今年の干支、うさぎ。
そのうさぎが登場する『鳥獣戯画』は、
今の漫画やアニメのルーツとも言われています。
動物が擬人化されて遊び出すなんて、
昔の人はなんてユニークなんでしょう!
まずはいろんなポーズのうさぎは、どんな動きなのか考えながら、
自分で物語を考えて、その動きを画面に配置していきました。
そして筆ペンを使って、和紙に透かしてなぞり描き。
筆ペンが初めての子や、書道で慣れている子もいました。
線だけでいろんな表情描けるかな。と質問すると、
「これは、すばやい線!これは、強い線!これは、やさしい線。」
線の表情も個性的でその子その子らしい線がでてきました。
実は使った和紙は、「手漉き和紙で1000年ももつかもしれない和紙だよ。」というと、
1000年後の未来を想像しはじめたり。。
アイデアがどんどん出てきて、ヘビやハリネズミなど、いろんな動物たちも登場。
背景を描いたり、動きをだすために線を足してみたり、、、本物の漫画さながらの出来栄え。
古さを表現するために破れた線も描き足してみる子も。
最後は、赤の筆ペンで落款も描いて出来上がり。
線だけで、こんなにも豊かに表現できると気づいたカリキュラムでした。
最後は好きな色の紙を紐をつけて、絵巻物に仕立てました。
すると、呪文を唱えたら開くようにしよう。とか、まだまだアイデア豊富です。
本物の絵巻物のように仕上がった作品。
1000年後に発見されたら…想像するとなんだかワクワク。
鳥獣戯画も、筆ペンも、知らない子が多い題材でしたが、
現代のこどもたちが新たに作る世界はとても斬新でユニークで、素敵な作品に蘇っていました。
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