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11/30 「音楽と空想のパレード」@かぞくのアトリエ フォトレポート

第二回目となる、紙すき寄席atかぞくのアトリエ(渋谷区)を開催しました。





笑福亭羽光さんは、2回目の紙すき寄席にご出演いただきました。

前回に続き、たくさんの引き出しの中から、こどもたちに伝わるよう、

全身全霊をこめて取り組んでくださる姿に心打たれました。

子どもからリクエストされる、トマトとイチゴのこまかな違いの表現が秀逸でした!

生できく身振りや声量は、小さな体にも響いていたように思います。



紙切りは、はさみ屋紙太郎さん。

どんなリクエストにもつぎつぎと答えていく芸は圧巻でした。

紙切りは、指名された子のリクエストを作り、その子に作品ももらえるので、子供たちも必死。

「はい、はい。はーい!」と、大盛り上がり。

あいにくもらえなかった子への配慮も、紙太郎さん優しさでよき時間が生まれていたようにも思います。

立ちながらの紙切り芸でしたので、切った後に舞い落ちる紙切りの破片がすごく美しかった。。。

紙すき寄席の思いをくんで、和紙をすぐさま芸に取り込んでくださり、

紙切り芸の現状も教えていただきました。大変貴重な存在であることも再認識しました。

数少ない紙切り芸人さんではありますが、紙つながりとして、応援していきたいと思っています。





今回の会場も、紙製の毛氈で高座を作り、紙提灯で会場作りをしました。

めくりは通常洋紙のところ、紙すき寄席では、和紙でつくるのがこだわりです。

黒い墨をたっぷり吸い込み、繊細な和紙の表情に力強さが加わり、存在感を発揮しためくりが出来上がりました。

めくり台は、和紙の原料であるコウゾの芯の部分(かじがら)を使って、組み立てています。


そしてさらに今回こだわった一つに、木戸銭チケット。

手元に和紙も残してもらいたく、今回はかぞくのアトリエのモチーフとなっている

丸三角四角の紙を漉き込み、家形をあしらい、オリジナルチケットになりました。

いつも柔軟に取り組んでくださる、高知の紙すき職人田村寛さんと一緒に制作しました。

唯一無二のチケットが多くのみなさんの手元に届けられてよかったです。




あかちゃんは、言葉もまだ理解できていないとは思いますが、

お母さんやお父さんたちが心の底から笑っている姿をじぃっと覗き込んでいるのが印象的でした。

こども、親子の笑顔がたくさん集まる会場となりました。

素敵な時間を一緒につくりあげてくださった、かぞくのアトリエさんには心から感謝です。



そしてもう一つ、フォトブース制作。


フォトブースはもちろんはじめて。

そして、二角形として大きな作品を作るのもはじめて!ドキドキです。


どんなフォトブースが、二角形らしいのだろう?と考えていたところ、アートスクールでの折りたたみの家。それを取り入れてみたい、というところからはじまりました。




そして、子どもたちが映える背景をイメージした時に、モノトーンの線画の中に子どもたちが入り込んだら面白いよね、と話をしていて、それを今回のメインビジュアルの雰囲気に合わせて、ブラックとゴールドベースで仕上げました。

折りたたみの部屋(色々考えて折りたたみはできませんでしたが)の中には、何故か山や池、空や星があります。架空の鳥たちも迷い込んだみたい。

置いてあるピアノやギター、こっそりひいちゃおうか!





可愛いだけじゃない、ちょっと不思議な空間。


実際に、楽器や音符を手にとったり、ピアノの椅子に座ることもできます。

すごく平面的な絵だけれど、立体になってる。


楽しんでもらえたなら、嬉しいです。


アートスクールからはじまり、

年に一度の特別なイベントに、参加させていただき、気合いとともに、ひとつひとつの時間をかみしめながら、無事に終えることができました。

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